リーディングは150 WPM に慣れる
「ゆっくり、繰り返し読んでいいなら」、「制限時間がもう少しながければ」。TOEIC受験者にこんな人は多いと思います。
TOEIC試験は時間切れにより最後の15問ほどが「塗り絵」状態であてずっぽうに応える受験生がいますが、これを「半分の確信をもって」時間内に全問マークできた時、スコアは500を超えることになります。
英語を読む速度を表す単位に Word Per Minutes (WPM) があります。ワード・パー・ミニッツ。
TOEICを全問、時間内に読み終わる為には150 WPM – 1分間に150単語を読み進める能力が必要です。
参考:「翻訳業界の見積もり基準」
英文の書類、印刷物: 約500語/ページ
英文の書類・印刷物については、他の色々なWebサイトを調べてもたいていA4一枚当り 500〜600語となっています。
この記事では、英文を読み進める速度を上げるために必要な練習を紹介します。
まず必要なこと
- 速く読もうと思う事(意外と本気で速読していない)
- 1分間を計り速読、自分のWPMを確認する
- 最初は80 WPM くらい
- 速く読み進めると理解度が反比例して下がることに気づく
- 理解力80%、150 wpm が達成できればスコア500は到達する
参考:「一般的な日本人のwpmが平均80~100」
TOEICの単語数は wpm150: スムーズに行けば3分〜5分余る程度の速度
ネイティブで250~300 wpm
ぼく自身のWPMを計測しました。
200 WPMで80%の理解度でした。
写真は計測時に使用したメモです。
僕も同じでした
英語経験ゼロで海外営業へ。隙間時間を使いながら3年でTOEIC700、5年でTOEIC885レベルへ。”桃栗3年メソッド” 僕は25年前、英語経験ゼロで海外営業へ配置転換になりました。
仕事と、当時夢中になっていたスキーのかたわら、3年でTOEIC700、5年でTOEIC885レベルにもっていきました。
(学習環境も良かったんですけどね)
実感としてスコア500ぐらいに達すると、通訳等の支援なしに外国人とコミュニケーションが取れるようになります。
英語の質問を外国人に英語でできるようになると学習速度も倍速になりますので、まずはスコア500をクリアするお手伝いをしたいです
あれはTOEICが新方式に変わった2006年の事でした。
海外営業の先輩いわく、TOEICのリーディングは「脳が元気なうちにPart7に取り組むべき」が伝統となっていました。
そこで、リーディング試験はクエスチョン161から開始するように練習していました。
ところが新形式になり問題数が60→52と変更になりました。途中で問題用紙と解答用紙の番号に違和感を感じ確認。
ページを飛ばしてマーキングしていることに気づいたときには頭が真っ白になりました。¥ 6,500 近い受験料と1日の時間が無駄となり、恒例の「駅近・吉野家での1人お疲れさん会」もせずに家に帰って寝ました。
TOEICを「塗り絵」なしで全問とにもかくにも解き終えることができた。
この時にスコア500を超えた実体験があります。
150 wpmで80%の理解度を身につけて欲しいです。
では練習内容について御紹介します
TOEICで必要な1分間に150単語を読む練習です
以下のサイトで200 Wordsほどの新聞記事を 「英語記載」と「日本語記載」の両方を提供してくれます
https://alpha.japantimes.co.jp/article/top_news/
・メモをとる(retain) 時間も考慮してアラームを2分に
・写真① メモは子音で素早く。ex) victory→vict
・写真② 読み終わったらワード数と確認メモを仕上げ
・和訳で答え合わせ。逃していた項目を赤字記入

(おまけ)時間配分計算の記録
なぜTOEICで必要なリーディング速度は150 wpm なのか
- リーディングセクションは75分
- Part 6 / Part 7 (46題) =1問30秒→ 1,380秒→ 23分
- 75分-23分= 52分 (これをPart 7 に使う)
- Part 7 は200wordsの記事に3問ぐらい設問
- Part 7 の54問を3問で割ると18 記事
- 52分 ÷ 18記事= 3分で 1記事
- 1分で記事を読み、2分で問題を解く
記事の中で使用した教材です
リーディングの練習には教材選びが重要
いろいろと買わずに2冊くらいを選んで、繰り返し練習することが効果的です。
僕も合計200パッセージくらいを準備して練習に取り組んでいました。
いろいろ試しましたが、ダントツにいいものがありました。
新形式問題 完全対応TOEIC TEST リーディング問題集
(Jリサーチ出版)
問題と解説が切り離せるので、照らし合わせがしっかりと出来、理解の助けとなります
問題1区切りごとのパッセージの単語(ワード)合計数も180ワード前後と適切なので、「150ワード Per Minutes – WPM」で速読できるように、1パッセージごとに1分間の時間を設けて速読の練習もできます。
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